3月は大分デリバリーアプリ側の情報発信が減ってきている感じです。配達員さんへの燃料費の補助やフード以外のクイックマートの強化が世界的な流れで起きてきています。日本もデリバリーサービス協会が配達員さんへのガイドラインも整え始めました。
 イートインの再開でまた、一時的にデリバリーの需要が落ち込みそうではあります。ただ、逆に競合が減っているタイミングですので、ここできちんと運営を行っておくと、今後のマーケット拡大時に有利になっていきます。戦略的にデリバリーの売上を上げていきたいのであれば、このタイミングでもしっかりと営業時間を長めに確保し、キチンとした品質で提供していくことが必要だと思います。

目次

  1. 1.一般ニュース
  2. 2.フードデリバリーアプリ関連
  3. ①Uber Eats
  4. ②出前館
  5. ③Wolt
  6. ④DiDi Food
  7. ⑤DoorDash
  8. ⑥エニキャリ

1.一般ニュース

・2028年に3,114億3,000万米ドルに達する世界のフードデリバリーサービスの市場規模
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000082259.html2028年に3,114億3,000万米ドルに達する世界のフードデリバリーサービスの市場規模Emergen Researchのプレスリリース(2022年3月15日 17時55分)2028年に3,114億3,000万prtimes.jp

 Emergen Researchの最新の分析によると、世界のフードデリバリーサービスの市場規模は、2028年に11.4%の収益CAGRで3,114億3,000万米ドルに達すると予想しています。コロナが明けても忙しいライフスタイルや地域の国々の消費者の食生活の変化により、まだまだ広がっていくといった予想です。
 もちろん、従来型のデリバリーだけでなくミールキットなどにも幅が広がっていくと予想しています。

・Uber Eatsは内訳不明な金額調整、出前館は“ブースト報酬”終了で配達員離れか「デリバリー業界の現在」
https://www.jprime.jp/articles/-/23433Uber Eatsは内訳不明な金額調整、出前館は“ブースト報酬”終了で配達員離れか「デリバリー業界の現在」 | 週刊女性PRIME街でよく見かける大きめの鞄を担いだ自転車。ここ数年急増しているフードデリバリーだ。代名詞『Uber Eats』の国内展開はwww.jprime.jp

 配達員さんへの報酬体系がいろいろと変更となり、以前よりも稼げなくなっていることもあり、配達員の確保に影響が出ているようです。

・米インスタカート、購入可能レシピでTikTokなどとアプリ連携
https://diamond-rm.net/flash_news/120089/米インスタカート、購入可能レシピでTikTokなどとアプリ連携 | 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン小売・流通業界の最新ニュースを配信しています。専門性の高い編集者が独自の視点で紹介するニュースは、小売・流通業界で働く人にdiamond-rm.net

 米食品宅配サービス大手のインスタカートは3月16日、レシピを見ながら食材を購入できる「ショッパブルレシピ」で、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などとの連携をスタートしたらしい。インスタカートは、すでに料理雑誌「Delish」やライフスタイル雑誌「The Pioneer Woman」「Good Housekeeping」「Country Living」のオンライン版の掲載レシピや動画から食材が注文ができるようになっている。
 小売りはすでにショート動画へステージが移ってきていますね。飲食の集客やデリバリーもこの流れになるでしょうね。

・YouTubeが動画内ショッピングやライブコマース機能の開発を計画
https://netshop.impress.co.jp/node/9595YouTubeが動画内ショッピングやライブコマース機能の開発を計画 | ネットショップ担当者フォーラム動画内でのショッピング機能、ライブショッピング機能、最適なアプリ内でのショッピング表示についての開発を計画しているnetshop.impress.co.jp

 YouTubeが2月に公表した「2022年の展望」によると、動画内でのショッピング機能、ライブショッピング機能、最適なアプリ内でのショッピング表示についての開発を計画しているようです。この辺りは、今後、ショート動画の方へも波及していきそうですね。

・日本フードデリバリーサービス協会(JaFDA)が配達員の就業環境整備に向けたガイドラインを策定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000098794.html日本フードデリバリーサービス協会(JaFDA)が配達員の就業環境整備に向けたガイドラインを策定一般社団法人日本フードデリバリーサービス協会のプレスリリース(2022年3月29日 15時00分)日本フードデリバリーサーprtimes.jp

 一般社団法人日本フードデリバリーサービス協会はこのほど、配達パートナー就業環境整備委員会において、「フードデリバリー配達員の就業環境整備に関するガイドライン」を策定しました。海外においても配達を担うギグワーカーの方たちを守るための法案ができつつあります。今後の普及を考えるとこういったガイドラインが必要でしょう。

・【メディア掲載】3/29 弁護士ドットコムニュース/Yahoo!ニュース『フードデリバリー配達員6割が「満足」、「好きな時にオンオフ」「コロナ禍で救いに」 フリーランス協会が調査』
https://blog.freelance-jp.org/20220330-14876/【メディア掲載】3/29 弁護士ドットコムニュース/Yahoo!ニュース『フードデリバリー配達員6割が「満足」、「好きな時にオンオフ」「コロナ禍で救いに」 フリーランス協会が調査』 | フリーランス協会ニュース2022/3/29掲載 | 弁護士ドットコムニュース/Yahoo!ニュース 3/29に公表したフリーランス白書2022につblog.freelance-jp.org

フードデリバリー配達員の方へのアンケートの集計が記載されています。配達をされている方たちの実情について知ることができます。参考までに

画像

・ヨーク、最短10分の宅配サービスを実証実験、コンフォートマーケット西馬込店で
https://diamond-rm.net/flash_news/119256/ヨーク、最短10分の宅配サービスを実証実験、コンフォートマーケット西馬込店で | 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン小売・流通業界の最新ニュースを配信しています。専門性の高い編集者が独自の視点で紹介するニュースは、小売・流通業界で働く人にdiamond-rm.net

 食品スーパーのヨークとOniGoが共同でクイックマートのトライアルを行うようです。様々なところが参入してきていますが、どこが最初に採算の取れるモデルにできるか?の勝負はまだまだ続きそうです。

・【2022年フードデリバリー業界はどう変わる?】ウーバーイーツの牙城を崩すサービスは?
 https://kaitoblog.tokyo/2022-delivery/【2022年フードデリバリー業界はどう変わる?】ウーバーイーツの牙城を崩すサービスは?  カイトこんにちは!配達員カイトです。 目まぐるしく状況が変わるフードデリバリー業界。 いったい2022年はどkaitoblog.tokyo

 最近の情報をまとめている記事です。

2.フードデリバリーアプリ関連

①Uber Eats

・Uber Eats、コストコのデリバリーを続々拡大中
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/uber-eats-costco-3/Uber Eats、コストコのデリバリーを続々拡大中 | Uber Newsroom1,400 品目以上もの商品ラインナップwww.uber.com

・サービスエリア外でも Uber Eats がご利用可能に 「レストラン配達」と「お持ち帰り」が全国に拡大!
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/nationwide-byoc-pickup/サービスエリア外でも Uber Eats がご利用可能に 「レストラン配達」と「お持ち帰り」が全国に拡大! | Uber Newsroom新たな利用を創出www.uber.com

・Uber Eats、ドラッグストアが続々拡充
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/uber-eats-drugstore-tsuruha/Uber Eats、ドラッグストアが続々拡充 | Uber Newsroomツルハドラッグからのデリバリー開始。クスリのアオキ、ダイコクドラッグに続いて。www.uber.com

②出前館

・「フードデリバリー戦国時代」の出前とは? 出前館の担当者に聞く最新デリバリー事情
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20220323_01

 最新のデリバリー事情ってどうなっているんだろう? と、街でよく見かける出前館の方にお話を伺ってみました。という内容で、事業戦略推進本部 本部長へのインタビュー記事です。

③Wolt

・おもてなしデリバリー「Wolt」が中部地方に進出! 2022年5月下旬より名古屋市でサービス開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000051508.htmlおもてなしデリバリー「Wolt」が中部地方に進出! 2022年5月下旬より名古屋市でサービス開始!Wolt Japan株式会社のプレスリリース(2022年3月1日 11時00分)おもてなしデリバリー[Wolt]が中部地方prtimes.jp

・デリバリーサービス「Wolt」が「マックスバリュ西日本」の商品をお届け!2022年3月18日(金) より広島&高松でサービスを開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000051508.htmlデリバリーサービス「Wolt」が「マックスバリュ西日本」の商品をお届け!2022年3月18日(金) より広島&高松でサービスを開始Wolt Japan株式会社のプレスリリース(2022年3月10日 13時00分)デリバリーサービス[Wolt]が[マックprtimes.jp

・おもてなしデリバリー「Wolt」 北海道日本ハムファイターズとスポンサー契約を締結!2022年のレギュラーシーズンをデリバリーで応援!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000051508.htmlおもてなしデリバリー「Wolt」 北海道日本ハムファイターズとスポンサー契約を締結!2022年のレギュラーシーズンをデリバリーで応援!Wolt Japan株式会社のプレスリリース(2022年3月16日 12時15分)おもてなしデリバリー[Wolt] 北海道prtimes.jp

④DiDi Food

・「DiDi Food Award 2021」結果発表!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000059256.html「DiDi Food Award 2021」結果発表!DiDiフードジャパン株式会社のプレスリリース(2022年3月22日 11時00分)[DiDi Food Award 20prtimes.jp

2021年に最も活躍した加盟店と配達パートナーを表彰する「DiDi Food Award 2021」を開催したようです。売れている業態が分かるので、参考にはなるかもしれません。ラーメン、丼、中華系が多いですね。

⑤DoorDash

・DoorDash、ダッシャーを支援する「ガソリン代金応援プログラム」を発表
https://doordash.news/japan/doordash-japan-pressrelease-march-announcing-gas-rewards-program-for-dashers-to-offset-rising-costs-at-the-pump/DoorDash、ダッシャーを支援する「ガソリン代金応援プログラム」を発表 – DoorDash Newsroomデリバリー・プラットフォームを提供するテクノロジーカンパニーDoorDash(ドアダッシュ)の日本法人​​DoorDashdoordash.news

DoorDash Technologies Japan株式会社​​は、ダッシャー(配達パートナー)を支援する「ガソリン代金応援プログラム」を発表しました。

月曜日から日曜日の走行距離が:
 ・150キロ以上の場合 600円
 ・280キロ以上の場合 1,200円
 ・350キロ以上の場合 1,800円

・米ドアダッシュ、英デリバルー買収検討も合意せず-英紙報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-06/R8CDWDDWLU6901米ドアダッシュ、英デリバルー買収検討も合意せず-英紙報道食事宅配を手掛ける米ドアダッシュはフードデリバリーサービスの英デリバルー買収を検討したが、双方が合意に至らなかったと、英日www.bloomberg.co.jp

 食事宅配を手掛ける米ドアダッシュはフードデリバリーサービスの英デリバルー買収を検討したが、双方が合意に至らなかったと、英日曜紙サンデー・タイムズが報じた。woltに続き、deliverooの買収も検討していたようですね。

⑥エニキャリ

・エニキャリと東京ドームが協業による観戦席デリバリーを開始、専用タブレットで注文
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000056779.htmlエニキャリと東京ドームが協業による観戦席デリバリーを開始、専用タブレットで注文株式会社エニキャリのプレスリリース(2022年3月24日 14時10分)エニキャリと東京ドームが協業による観戦席デリバリーprtimes.jp

シートに設置された専用タブレットで注文すると、エニキャリが飲食店から対象シートまでお届けしてくれるようです。観戦体験向上を目的としているようで、観戦中に座席を離れたり、飲食店の列に並んだりする必要がなくなり、重要なプレーの見逃しを避けられるとのこと。

・エニキャリ、大崎・五反田周辺のクイックデリバリーが可能に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000056779.htmlエニキャリ、大崎・五反田周辺のクイックデリバリーが可能に株式会社エニキャリのプレスリリース(2022年3月30日 13時30分)エニキャリ、大崎・五反田周辺のクイックデリバリーがprtimes.jp

・エニキャリ、池袋エリアのクイックデリバリーが可能に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000056779.htmlエニキャリ、池袋エリアのクイックデリバリーが可能に株式会社エニキャリのプレスリリース(2022年3月29日 14時00分)エニキャリ、池袋エリアのクイックデリバリーが可能にprtimes.jp