世界的にもコロナが収束の方向に進んでおり、イートインが拡大してきていることもあり、デリバリーの需要が落ちてきていますが、想定よりも習慣化されてきたということもあり、uberやdoordashの株価は業績は悪くないです。一方でデリバリーの市場拡大をさせていくためのQコマース系は本当に立ち上げ段階といった感じで、かなりフロントヘビーに資金を費やしているようです。ドローン配送のトライアルも進んではいますが、実用化にはまだ時間がかかりそうですね。
 やはり配送部分の効率化が課題ではありますので、需要の拡大や技術革新が必要です。このあたりは、中国が先んじて何かやってくれそうな気がしています。日本で導入できるか?はわかりませんが…

目次

  1. 1.一般ニュース
  2. 2.フードデリバリーアプリ関連
  3. ①Uber Eats
  4. ②出前館
  5. ③Wolt
  6. ④DiDi Food
  7. ⑤DoorDash

1.一般ニュース

・大学生のフードデリバリーサービスの利用実態調査<ガクセイ協賛>
〜フードデリバリー業界発展の鍵は「大学生」利用と関係あり!?〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000075889.html大学生のフードデリバリーサービスの利用実態調査<ガクセイ協賛>株式会社ガロアのプレスリリース(2022年2月28日 13時00分)大学生のフードデリバリーサービスの利用実態調査<ガクセprtimes.jp

飲食店の「フードデリバリー対応端末多すぎ問題」を解決するSaaSが成長中 VCから3億円を調達
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2202/22/news188.html飲食店の「フードデリバリー対応端末多すぎ問題」を解決するSaaSが成長中 VCから3億円を調達複数のフードデリバリーからの注文を1つのタブレット端末で管理できるようにする飲食店向けSaaS「CAMEL」の提供元が、ベwww.itmedia.co.jp

 フードデリバリー端末のとりまとめツールも増えてきましたね。今後取りまとめだけでなく、その他のサポート機能の充実が重要になっていくでしょう。

・食料品・日用品の高速配達サービスの激しい戦いで1回の注文ごとに平均2300円の赤字
https://gigazine.net/news/20220131-grocery-delivery-service/食料品・日用品の高速配達サービスの激しい戦いで1回の注文ごとに平均2300円の赤字食料品や日用雑貨を短時間で配達してくれるサービスがあちこちで展開されています。中には待ち時間が1時間を切るようなものもあるgigazine.net

 世界的に拡大を試みているQコマースですが、まだまだ、実態としては大幅な赤字が続いている模様。資本力のないところはサービス浸透まで耐えられないでしょうね。15分といった短時間配送、食料品といった賞味期限や温度管理が必要なこと、ニーズ発生の不規則さetc.、フードデリバリーと比較すると難易度が格段に上がるので時間はかかりそうですね。ネットスーパー自体がかなり撤退してきた歴史を考えると一筋縄ではいかなさそうです。
 利用者の拡大とそれを促すためのアイテムの拡充(特に利用頻度が高く、時間帯も分散するようなもの、当初は短時間配送でなくてもいいもの)が必要で、その商品の見極めも重要となるでしょう。

・【ドローン宅配】、ウイングが教える実験より大切なこと!地域の集会や行事に顔を出せ?
https://blogos.com/article/578204/【ドローン宅配】、ウイングが教える実験より大切なこと!地域の集会や行事に顔を出せ?■グーグルの親会社アルファベットの関連企業であるドローン開発のウイング(Wing)は、テキサス州ダラス郊外の住宅地でドローblogos.com

 日本の都心部でのドローン宅配はまだまだ、解決しなくてはいけない問題が多く、厳しそうですが様々な実験を繰り返し技術は発展していくものなので、どんどんチャレンジしてほしいですね。

・Grubhubは15分配達でBuykと提携を開始!
https://www.grocerydive.com/news/grubhub-links-with-buyk-on-convenience-delivery/619278/Grubhub links with Buyk on convenience deliveryBuyk will manage order fulfillment and delivery under the arrwww.grocerydive.com

 海外の記事ですが、Grubhubは、超高速配達のスタートアップBuykと提携し、ニューヨーク、シカゴでの15分以内配達を実現させていくようです。先ほど、1件当たり2300円の赤字といった記事を紹介しましたが、このあたり、やはり提携し資本力を増強しないと厳しいのでしょう。

・中国当局がフードデリバリー会社に手数料の引き下げを指導
https://jp.techcrunch.com/2022/02/21/2022-02-20-end-of-chinese-food-delivery-platforms-runaway-growth/中国当局がフードデリバリー会社に手数料の引き下げを指導 | TechCrunch Japan2016年から2020年の間に、中国でオンラインで食事を注文した人の数は4億人に倍増した。このブームの背景には、同国のフーjp.techcrunch.com

 こちらは中国の話題。以前にも中国当局からデリバリープラットフォームが配達員の待遇改善の指導を受けていましたが、今度は、サービス業の保護の観点から手数料の引き下げをすべきだという指摘を受けた模様。今後、この辺りの自動化やロボット化をプラットフォーム側が進めていきそうです。
すでに配達員のライダーに音声コマンド機能を備えたコネクテッドヘルメットの提供を開始し、配達員がスクーターで道路を駆け抜ける際に、携帯電話をチェックする必要がないようにしたりしているようで、技術的にも2段くらい先を行っているような気がします。

・NYCの法案では、食料品アプリが15分の配達時間を宣伝することを禁止する。
https://nypost.com/2022/02/21/nyc-bill-would-ban-grocery-apps-from-advertising-15-minute-delivery-times/?utm_source=reddit.comNYC bill would ban grocery apps from advertising 15-minute delivery timesA bill set to be introduced in the New York City Council woulnypost.com

ニューヨーク市議会に提出される予定の法案は、労働者と歩行者の安全への脅威を理由に、オンデマンド食料品アプリが15分の配達時間を宣伝することを禁ずる内容らしい。日本でも最近問題になりつつあるフル電動自転車の事故、それらの事故増加の要因としてクイックデリバリーが考えられているようです。Qコマース系の普及にはこういったこともハードルになるかもしれません。


・【創業98年を迎えた「天ぷら 新宿 つな八」が新たな挑戦】鶏天専門ブランド「ちきてんTOKYO」が2月23日にグランドオープン!イートイン・テイクアウト、デリバリーでオープンフェアを開催いたします!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000088751.html【創業98年を迎えた「天ぷら 新宿 つな八」が新たな挑戦】鶏天専門ブランド「ちきてんTOKYO」が2月23日にグランドオープン!イートイン・テイクアウト、デリバリーでオ…株式会社 綱八のプレスリリース(2022年2月22日 15時00分) 創業98年を迎えた[天ぷら 新宿 つな八]が新たな挑prtimes.jp

老舗もこれまでとは違った形でセカンドブランドや事業形態での進化を図ってきています。


・日用品など約10分でお届け、ダークストアを備えた日本初のQコマースサービス「QuickGet」、おうち飲み応援キャンペーン実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000033440.html日用品など約10分でお届け、ダークストアを備えた日本初のQコマースサービス「QuickGet」、おうち飲み応援キャンペーン実施クイックゲット株式会社のプレスリリース(2022年2月7日 10時00分)日用品など約10分でお届け、ダークストアを備えたprtimes.jp

「QuickGet」は、2019年11月にサービス開始、2020年9月に正式リリースをしている日本初の「ダークストア(配達専用店)を持ったQコマース(即時配達)」ですが、ちょっとづつエリアを拡大してきているようですが、まだまだ浸透には時間がかかりそうですね。


・ゴーストレストラン開発事業「デリバル」、SHOGUN BURGER監修「SHOGUN DELIVERY」の配達エリアを拡大
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000087609.htmlゴーストレストラン開発事業「デリバル」、SHOGUN BURGER監修「SHOGUN DELIVERY」の配達エリアを拡大株式会社Foodlyのプレスリリース(2022年1月28日 11時55分)ゴーストレストラン開発事業[デリバル]、SHOGprtimes.jp


・ランチ代の平均金額はいくら?サラリーマンの昼食代
 会社員がランチ代で高いと感じる金額、ちょっと贅沢をする時の金額は?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000070676.htmlランチ代の平均金額はいくら?サラリーマンの昼食代株式会社UOCCのプレスリリース(2022年2月7日 09時30分)ランチ代の平均金額はいくら?サラリーマンの昼食代prtimes.jp

 直接デリバリーではありませんが、数量を売るためにはランチの相場を加味した値段設定も検討してもいいかと思います。

・グルメ系インフルエンサー「フォーリンデブはっしー」とのデリバリー専門コラボブランド「肉塊トンテキ84」を都内10か所で2月18日より販売開始。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000054062.htmlグルメ系インフルエンサー「フォーリンデブはっしー」とのデリバリー専門コラボブランド「肉塊トンテキ84」を都内10か所で2月18日より販売開始。株式会社CLOUD FRANCHISEのプレスリリース(2022年2月18日 11時00分)グルメ系インフルエンサー[フォprtimes.jp

  アメリカでは、インフルエンサーとのコラボレーションの業態が結構出てきていますが、日本ではまだこれからといった感じですね。

・アリババ、21年10-12月期売上高10%増 株価は1年で60%下落
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f01b37d680cdd46b63ad2ae67e4bdd8bd1f1a1fアリババ、21年10-12月期売上高10%増 株価は1年で60%下落(36Kr Japan) – Yahoo!ニュース中国IT大手のアリババグループは24日夜、2021年10-12月期決算を発表した。去年の年末に経営体制を刷新してから初めてnews.yahoo.co.jp

当期の売上高は、前年同期比約10%増の2425億8000万元(約4兆4000億円)となった模様。特に伸ばしているのは、生活関連サービス(フードデリバリーや地図、OTAサービスなど)の売上高は前年同期比 27%増の121億4100万元(約2200億円)で、受注数は前年同期比22%増となっているようです.

2.フードデリバリーアプリ関連

①Uber Eats

・Uber、2021年の売上高を力強く伸ばし調整後の収益性も改善
https://jp.techcrunch.com/2022/02/10/2022-02-09-uber-4q-earnings-strong-revenue-growth-greater-adjusted-profitability/Uber、2021年の売上高を力強く伸ばし調整後の収益性も改善 | TechCrunch JapanUberは米国2月9日、取引開始直後に2021年第4四半期決算を発表した。プラットフォーム総支出は259億ドル(約2兆99jp.techcrunch.com

プラットフォーム総支出は259億ドル(約2兆9915億円)で、前年同期比51%増だった。売上高は57億8000万ドル(約6676億円)で同83%増となった。
 2020年のUberの事業は27億5000万ドル(約3176億円)を使い、2021年の営業キャッシュフローははるかに少ないマイナス4億4500万ドル(約513億円)だった。

・Uber Eats、 2 月 16 日から神奈川県小田原市でサービス開始!
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/eats-odawara/Uber Eats、 2 月 16 日から神奈川県小田原市でサービス開始! | Uber Newsroom神奈川県でエリア拡大www.uber.com

②出前館

・『出前館』で「カクヤス」の酒類および非酒類品を扱う新ブランド 「カクヤスEXPRESS」の即時デリバリーサービスを2月14日より開始!
https://corporate.demae-can.com/pr/news/demaecan/kakuyasuexpress.html【株式会社出前館】『出前館』で「カクヤス」の酒類および非酒類品を扱う新ブランド 「カクヤスEXPRESS」の即時デリバリーサービスを2月14日より開始! 日本最大級の出前サービス『出前館』(運営:株式会社出前館、本社:東京都渋谷区、…corporate.demae-can.com

出前館のクイックコマースの拡充としてとカクヤスの配送効率アップを兼ねての提携といった感じ。ただ、出前館がコンビニとかとも提携を進めているので、カクヤスにとっては競合が増えていく形になるのだが、大丈夫だろうか?

③Wolt

・おもてなしデリバリー「Wolt (ウォルト)」「コストコ」のデリバリーサービスを福岡エリアにも拡大!2月18日(金)より福岡・久山倉庫店で開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000051508.htmlおもてなしデリバリー「Wolt (ウォルト)」「コストコ」のデリバリーサービスを福岡エリアにも拡大!2月18日(金)より福岡・久山倉庫店で開始Wolt Japan株式会社のプレスリリース(2022年2月14日 11時00分)おもてなしデリバリー[Wolt (ウォルprtimes.jp

・毎日のお買い物も、おいしいごはんも。おもてなしデリバリー「Wolt」が”ちょっと豊かなライフスタイル”を提案「#わたしのWoltライフスタイル」キャンペーン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000051508.html毎日のお買い物も、おいしいごはんも。おもてなしデリバリー「Wolt」が”ちょっと豊かなライフスタイル”を提案「#わたしのWoltライフスタイル」キャンペーンWolt Japan株式会社のプレスリリース(2022年2月24日 10時10分)毎日のお買い物も、おいしいごはんも。おもprtimes.jp

④DiDi Food

 特になし

⑤DoorDash

・米ドアダッシュの10~12月は34%増収、注文数過去最多-株価急伸
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-16/R7F2CFT0AFB401米ドアダッシュの10~12月は34%増収、注文数過去最多-株価急伸食事宅配を手掛ける米ドアダッシュの昨年10-12月(第4四半期)決算ではアプリを通じた注文総数が過去最多となり、売上高が前www.bloomberg.co.jp

 食事宅配を手掛ける米ドアダッシュの昨年10-12月(第4四半期)決算ではアプリを通じた注文総数が過去最多となり、売上高が前年同期比で34%増加した。非レストランサービスを注文するユーザーの数は着実に増加しており、12月には14%に達したらしいです。DashPassは2021年末に1,000万人以上のユーザーに到達した模様。